もうひとつの人生が、一歩リアルに。
自分のアバターを操作し、ヴァーチャルの世界を楽しむ「Second Life」。日本でも一時期話題になりましたが、土地の売買や自分だけのアイテムを製造・販売、そしてその売り上げが現実通貨に換金できるなど、当時はマネタライズの側面が強くアピールされていたように思えます。
「ゲームとしての目的はなく、もうひとつの世界を楽しむ」というスタンスは日本人にはあまりウケなかったようで、あっという間にブームは下火になってしまいました。
そんなSecond Lifeですが、このたびヘッドマウントデイスプレイ「Oculus Rift」に対応。Windows、Mac、Linux向けに「OculusRift Viewer(β)」の配布を開始しています。
Oculus Riftを通じて、アバター視点で体感可能。仮想世界への没入感をより高めることができるようです。
今回はSecond Lifeの対応でしたが、今後さまざまなVRサーヴィスや3Dゲームがヘッドマウントデヴァイスに対応してくると思われます。手を伸ばすと仮想世界にどっぷり浸かっているような感覚になるんでしょうね。いや、もしかしたら、10年後にはヴァーチャルそれ自体に手が届くようになっているのかもしれません。第二の世界、仮想の空間、もうひとりの自分はどこまで自分に近しい存在になれるのでしょうか?
(小暮ひさのり)
http://www.gizmodo.jp/2014/05/second_lifeoculus_rift.html